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◆米・アリゾナ州、不法移民問題の実態
アリゾナ州では4月、警察の権限を著しく強化した「不法移民取締法」が成立しました。「人種差別につながる」との批判が噴出する中、オバマ政権が施行差し止めを求めて提訴。連邦地裁は28日に差し止めを命じましたがアリゾナ州側は控訴しています。
13年前にメキシコから国境のフェンスを越えて不法入国して来たパティ・モレノさん。3人の子どもは地元の公立学校に通っていますが、法律が施行されれば一家でメキシコに帰ると話しています。
「働くために来ました。家族を養うためにです。私たちはアメリカ人のやりたがらない仕事をやっています」(パティ・モレノさん)
オバマ大統領は不法移民にも市民権への道を開く制度改革を公約に掲げています。しかし、不法移民問題に厳しい姿勢を望む声は根強いのです。国境近くにあるゲーリー・スラャッシャーさんの牧場は不法移民の移動ルートに当たります。敷地内には彼らが残していった荷物が散乱しています。
「所有地は守られておらず、敷地の価値が大幅に下がりました。連邦政府が守ってくれないなら我々が州を守る必要がある」(ゲーリー・スラッシャーさん)
国を分断する議論が巻き起こる不法移民問題。「移民の国」アメリカが揺れています。(31日15:32)
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